昔の写真に写る在りし日の自分に会ったとき、若い頃から知っている同世代の俳優を久々に見たとき、「あれ、顔デカくなってる…?」と感じたことはあるだろう。重力のせいなのか、それとも? 教えてくれ有識者!
![なぜおじさんの顔はデカくなるのか? 身体の画像_1](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/285635/2023_03_U_23_0315_1_eye.jpg)
なぜおじさんの顔はデカくなるのか
![なぜおじさんの顔はデカくなるのか](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/285635/2023_03_U_23_0315_1_1_in_contents-600x600.jpg)
40代の顔デカ原因は表情筋がゆるみ、骨との接地が弱まるから
「顔が大きくなった」と感じるとき、大抵は若い頃より間延びした印象になったり、頰やフェイスラインの余白が増えた気がするのではないだろうか。身体調律家の木村祐介さんに聞いてみた。
「顔は身体のほかの部位と異なり構造的に筋肉と骨の接続がゆるく、たるみやすいパーツなんです。いわゆる筋肉を覆う膜『筋膜』には、筋肉と皮膚の間にあり脂肪も内包する『浅部筋膜』と骨と筋肉の間にある『深部筋膜』があるのですが、骨と皮膚が直接つながる表情筋にはこの『深部筋膜』がなく骨からはがれやすい。若い方やアスリートのように普段から鍛えている方は、骨と筋肉がしっかり接地してますが、年齢とともに骨からはがれて横に広がっていく。皆さんが感じる顔の“間延び感”とは、これによるものです。
この間延び感をさらに分類すると、唇の下垂と、食いしばり筋など下アゴに負担がかかることによる下半顔の“マッチョ”化の2つに分けられます。骨とちゃんと接地していられるように、身体と同じく筋トレワークアウトをしていきましょう」
![木村祐介さん/身体調律家プロフィール画像](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/285635/2023_03_U_23_0315_2_in_contents-600x600.jpg)
WHY?
![加齢とともに唇が下垂アゴが狭くなり中顔面が間延び](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/285635/2023_03_U_23_0315_3_in_contents-600x600.jpg)
加齢とともに唇が下垂 アゴが狭くなり中顔面が間延び
いわゆる顔の間延びとは、頰が広く長くなることだと考えていませんか?しかし、その要因として見落としがちなのが唇の下垂。肌と同様、加齢とともに唇もハリや弾力がなくなりボリュームが減って薄くなったり、リップラインが下方修正されたりする。すると、鼻との間の「人中」がのびたように感じるうえに、アゴ先と唇の間も狭くなり、結果、顔の中心部が間延びした印象になる。口周りの筋肉を鍛え、下垂化を阻止すべし。
WHY?
![日々の生活で食いしばり筋が肥大し下半顔がマッチョ化](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/285635/2023_03_U_23_0315_4_in_contents-600x600.jpg)
日々の生活で食いしばり筋が肥大し下半顔がマッチョ化
顔デカの大きな要因が、いわゆる食いしばり筋と呼ばれる「咬筋」がゴツくなってしまうこと。アゴの構造は、耳の周囲にある側頭骨からブランコのようにぶら下がっている状態で、これを支えているのが咬筋。顔の中でも負荷が大きい咬筋は、ストレスフルな毎日を過ごしていたり、背中を丸めた前傾の悪い姿勢により起こる歯ぎしりや食いしばりで凝って肥大化する。逆に、ちょっとクールを装い無表情を気取っていても、表情筋の動きが乏しくなり固くなる。下半顔の無駄マッチョ、食い止めるべし。
![下半顔の無駄マッチョ、食い止めるべし。](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/285635/2023_03_U_23_0315_5_in_contents-600x600.jpg)
小顔マスターがしていることは?
いつ会ってもキュッと引き締まって小顔をキープしているあの人は何をしているんだろう? その秘訣、伝授プリーズ!
小顔なあの人
![杉山耕平さん/トゥモローランド PR マネージャープロフィール画像](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/285635/2023_03_U_23_0315_6_in_contents-600x600.jpg)
「モデルさんなどと違って、どうしたって生まれ持った顔の造作やサイズは変えられない。だからこそ、いかに“小顔風”に見せられるかがポイント。それにはまず、首から顔、頭皮を常に滞りなく凝らないようにほぐすことを習慣に。日々のスキンケアできちんと汚れを落とし、しっかり保湿することも重要。たるみやくすみがない状態でいられると、すっきりとした小顔風になれる。また顔の根本的な面積は変わらなくても、顔を立体的に保つことを意識してケアすることで、小顔に近づけると思います。もちろん体全体の筋力トレーニングも不可欠です」
POINT 01
![週に2〜3回、夜のスキンケア後にほうれい線や首元などを刺激。](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/285635/2023_03_U_23_0315_in_contents-480x600.jpg)
小顔の第一条件、メリハリのある立体感のため美容鍼ローラーを愛用。週に2〜3回、夜のスキンケア後にほうれい線や首元などを刺激。筋膜が刺激され、シュッと顔が上がります。
POINT 02
![ukaのブラシ・BARAKAの入浴剤](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/285635/2023_03_U_23_0315_8_in_contents-600x600.jpg)
色ムラやくすみなど、余計なノイズのない肌もキュッとした顔に見せるためには大切。バスタイムにukaのブラシで頭皮マッサージをしたり、死海の塩で作られたBARAKAの入浴剤で湯船に浸かって、むくみ・くすみを徹底オフ。
POINT 03
![全身トータルでAラインのシルエットを意識しコーディネートしています。](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/285635/2023_03_U_23_0315_9_in_contents-480x600.jpg)
Composition&Text:Atsuko Watanabe