洗顔なんて物心ついた頃からやってきた。だからこそ、ゴシゴシ洗う若い頃の手癖が抜けにくい。大人には大人の洗顔がある。まずはここから正していこう。
洗顔0分〜2分30秒
STEP1ちがう!すみずみまで洗えてない!
洗顔のゾーニングを意識する
そもそも洗うエリアをきちんと認識できているだろうか? 鏡で見える正面だけが顔じゃない。髪の生え際から耳脇、フェイスラインと顎の裏までが洗うべきエリア。小鼻の脇や顎のくぼみなど、細かな凹凸部分まで含めて、洗うゾーニングの意識改革を!
STEP2ちがう!いきなり洗わない!
汚れ落ちの精度は泡立てで決まる
洗顔におけるおざなり工程ナンバーワン、泡立て。正しい洗顔の鍵を握るのはこの泡だ。肌の汚れを落とすのは手ではなく泡の吸着効果によるもの。しっかり泡立った弾力泡が作れれば、洗顔の8割は成功。泡立てネットなどお役立ちアイテムに頼るのも有効。
STEP3ちがう!直接、肌をゴシゴシこすらない!
力を入れず泡を肌上で転がす気持ちで
手で肌をゴシゴシ洗う。この文言、すべてが「ちがう、そうじゃない」。顔は、手で洗うのではなく泡で洗うもの。力を入れず指の腹で泡を肌上で転がすようにくるくると優しく洗おう。手の摩擦によるダメージも減って、キメの整った肌への第一歩となる。
STEP4ちがう!洗い残しを見逃さない!
顎のくぼみも忘れずに洗おう
洗い残しがちなのが、鼻まわりやフェイスラインなど顔の凹凸部分。特に見落としやすいのが顎のくぼみ。毛穴が詰まりやすくザラつきやすい部位なので、唇下〜顎の皮膚を伸ばししっかり洗おう。その後、36〜37度の人肌程度のぬるま湯で洗い流せば完了だ。
Tシャツ¥8,800/エイチ ビューティ&ユース
ちがう、「さっぱり」を過剰に追い求めない!
キュッと肌が鳴るさっぱり感。若い肌には問題ないが、大人に必要なのは潤いをきちんと残してくれること。肌の保湿力を奪わない、スマート洗顔料を選びたい。
洗顔の新常識は「奪わない」!
APOLA B.A MENザ ソープ
女性に比べ皮脂分泌が多く、酸化によるエイジングスピードが速い男性の肌に着目。濃密なボリューム泡でゴワついた肌をほぐし、汚れをスッキリオフ。潤いを与えながら、スキンケアの入りがよい肌へ導く。100g ¥5,500/ポーラ
BFEMMUEコンフォート ムースウォッシュ
デリケートな肌にも優しい植物性洗浄成分が、潤いを残しながら肌に不要な汚れだけを効果的に洗い上げる。ワンプッシュで泡が出てくるオートムースタイプは忙しい朝にもピッタリだ。180㎖ ¥4,180/アリエルトレーディング
CCHANELクレンザー N°1 ドゥ シャネル
微細なパウダーがやわらかな泡に変化し不要な皮脂や汚れを浮かしてクリーンアップする。抗酸化効果の高いレッド カメリア オイル配合で、肌を浄化するとともに潤いで満たされたヘルシーな質感に整える。25g ¥6,600/シャネル
DGIVENCHYスキン リソース クレンジング バーム
バームからミルク、さらにフォームへと3変化するユニーク構造で、余分な皮脂や環境要因の汚れも洗い落とす。肌の水分バランスを整え、乱れたバリア機能をサポート。健やかな肌を実現。125㎖ ¥4,950/パルファム ジバンシイ
EOSAJIKAI リベレーション ウォッシングフォーム
弾力のある泡が肌を包み込むように洗い上げる弱酸性のフォーム洗顔料。エイジングにより崩れがちな肌のpHバランスに着目し、保湿力を底上げ&ターンオーバーを促進。潤いを保持できる肌リズムを整える。150㎖ ¥3,520/OSAJI
Hair&Make-up:Narumi Tsukuba
Stylist:Shun Katakai
Model:Takumi Nishimura
Composition&Text:Atsuko Watanabe