【41,800円】「予防医療」で健康のその先を目指す【2025年センスのいい大人のお金の使い方】

「予防医療」で健康のその先を目指す

　今、注目を集める「予防医療」とは。第一人者である「銀座予防医療クリニック」の青木竜弥院長に聞いた。

「予防医療と言われてもピンとこない人が多いと思いますが、簡単に説明すると、身体の不調を未然に防ぐことを指します。さらに当院が掲げるのは、単なる病気のリスクヘッジを超えた『最高の健康＝オプティマルヘルス』を目指すこと。一般的な健康診断は、高血圧や内臓の数値などの懸念点は浮き彫りになっても、健康であることの証明になるとは言い難い。まだ表面化していない病気の種や身体のSOSは見過ごされてしまう。『疲れやすくなった“かもしれない”』『“きっと”年のせいだ』と看過しがちな感覚的な不調を問診と検査で解明し、そこから点滴やサプリメント、生活指導での治療を進めます。『普段あまり口にしないライムがアレルギー源だった』『毎日とっていたサプリがうまく吸収されていなかった』などパフォーマンスの低下要因が明らかになることで、不要なものの摂取はやめる＋足りないものは補うといった解決策ができる。今後自分がどうありたいかという未来軸の展望を踏まえたうえで、確かな生活習慣を構築するための指針をつくることが重要です。平均寿命が延びている今、病気になってしまうと治療費等で生涯で1000万円くらいの損失が見込まれる場合も。予防医療は気になったときが始めどき。早ければ早いほどリターンは確実です」

　人生を生涯謳歌するためには、健全な身体とメンタルという資本があってこそ。もはや予防医療は、先行投資ではなく必要投資と言えそうだ。

　以前から予防医療に興味があり、普段から食生活やサプリでの栄養補給を心がけていましたが、検査項目が細かく、意外と足りていないものが多くて驚きました。中でも消化酵素の数値が低く、栄養素や成分をうまく身体に取り入れづらくなっている可能性があることが判明。サプリの提案と分食のアドバイスを受けました。（フォトグラファー井手野下考弘さん）