2024.09.29

【大人の髪型遍歴】モヒカンから好感度ショートへ。ビームス 土井地 博さんは似合うヘアをどう見つけた?【40代メンズヘア】

ライフスタイルや服装の好みの変化に合わせて、髪型との付き合い方はどうシフトする? 自分にフィットするヘアを見つけた5人に話を聞いてみた。

ヘアスタイルを変えるのは要するに“整う”ためですね

土井地 博さん

ヘアを変えることはすべてのコンディションとつながっているという土井地さん。「髪型で『整った〜』という感覚になれるんですよ。その時々のライフスタイルやファッションにハマる髪型があって、それは身体の一部としてリンクしているからしっくりくるものが見つかると、自分がベストな状態になった気分。それを探り続けながら髪型は常にアップデートしたいですね」。

髪型のチューニングで身も心も気持ちよい状態に

土井地 博さん 2

Q:今のヘアのポイントは?
「前髪を上げたショートはさっぱり過ごせます。趣味のゴルフに出かけるにも出張で動きまわるにも、汗でべたつかず快適。分け目をキレイにとって丁寧にスタイリングするより、粗いコームでざくっとかきあげるくらいがちょうどいい。朝のセットが楽ですし、ラフな部分を残すほうが今のファッションのムードに合う。サイドと襟足は短く刈っていますが、刈り上げではなく自然に馴染ませて、やりすぎ感を出さないのがポイントです」

Q:人からの見え方を意識しますか?
「もちろん。年齢とともに『異性にモテたい』軸はなくなっても『人にモテたい』じゃないですか。不快感や威圧感を与えないことはマナーであり、清潔感は大切。信頼している人の意見も貴重なので参考にします。髪型で好感をもってもらえたり会話のきっかけができるなら、プライベートも仕事もいいことずくめです」

主張するヘアを脱して、ショートの繊細な変化を探る

土井地 博さん 3
土井地 博さん 4
土井地 博さん 5

Q:ヘアスタイル遍歴に大きな分岐点はありましたか?
「昔はロン毛、ドレッド、モヒカン(1)とあらゆる髪型を攻めましたが、10年ほど前から落ち着いたショートが定番に。あの頃のトライ&エラーがあるから、今は自分らしさの方向性がわかるし、精度を上げてささいなマイナーチェンジを楽しめている(2・3)。ボリュームを増やしたり前髪をダウンで作ったり、ファッションの気分や時代のムードにも合わせて、そのとき自分が『整う』感覚にチューニングしています」

好みのヘアケアとの出会いも「整う」手段の一つ

SEE/SAW
行きつけのヘアサロン、マカロニコーストで購入したSEE/SAW。すべてのアイテムにフォトルミネセンスという、紫外線を可視光化する技術を搭載。使用するうちに、髪から立体的な光が生まれる。シャンプー(5)とトリートメント(4)は毛先が滑らかに収まる。

Q:お気に入りの美容プロダクトは?
「最近はSEE/SAWをライン使い。シャンプーとコンディショナーは洗い上がりにパサつかず、ショートでもまとまりのよさを実感。艶が失われがちな年齢にはうれしいです。スタイリング剤は季節や動かしたいイメージによってテクスチャーを変えます」

髪は「全身のヘア」の一部だととらえています

SEE/SAW 2
ヘアバーム(6)はやわらかく動かすとき、ワックスバーム(7)はしっかりキープしたいときに。襟足には面を美しく見せるオイル(9)を、冬場には保湿力のあるクリーム(10)に変更。「前髪にはバーム系、襟足にはオイルやミルクをつけます。Amazonで500円くらいだったコーム(8)はとかすだけでラフにきまる。バスタイムやヘアセットは、オンとオフをスイッチする時間なので香りも重視して選びます」。

Q:ヘアにこだわる面白さとは?
「ヘアといえば先週、全身脱毛をしまして…体感湿度が変わったしショーツをはいたときのツルッとした脚も気に入りました。眉毛は毛流れを変えるハリウッドブロウリフトを試したら自然ですごくよかった。頭のほうのヘアも同様、自分をトータルプロデュースするための一部。部屋の植栽をアレンジする感覚で、全身の毛を増やしたり減らしたり…アップデートし続けるのが楽しいんです」

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