髪型のトレンドを知りたいなら、話題のサロンをチェックするのが手っ取り早い。特徴の異なる都内の4店をピックアップして出待ちスナップを実施。この夏、プロが“推す”ヘアスタイルに注目だ。
三本木心さん（プロスケートボーダー）
キマりすぎないラフなショートで
短髪でもニュアンスあり
「髪は短めが好き。Guru’sには10年ほど通っていて、スケ―トボードのイベント前にはモチベーションを上げるためにカットに行くようにしています」。刈り上げショートをベースにしつつ、自然な動きが出るようにトップは適度な長さと重みを残してカット。セットは、つくりこみすぎない程度に、ラフにスタイリング剤を馴染ませて。（担当：久保勝也さん）
中島大輔さん（ドライバー）
トップの毛流れに馴染むよう
刈り上げを丁寧に微調整
「しゃれているのに気張りすぎていない雰囲気が好きで20代から通っているサロン。いつもクセ毛を生かしつつ、扱いやすいスタイルにしてもらっています」。大人のツーブロックはハードなイメージになりすぎないよう、サイドの刈り上げは絶妙にグラデーションをつけるのがポイント。オイルでさっとオールバックに。（担当：TETSUOさん）
上條響さん（ダンサー）
「耳にかけられるくらいのボブが落ち着くので、常にこの長さをキープ。周りからの評判もいいんです」。男性のボブはかわいくなりすぎないよう、ラインとラフな空気感を意識してカット。この長さは質感で印象が決まるので、セットも重要。オイルもしくはウォータータイプのスタイリング剤をムラなく全体に。（担当：TETSUOさん）
小林新さん（スタイリスト）
頭の形に合わせて計算し尽くされた
究極のシンプルヘア
「髪は長らくこのスタイルを続けていますが、坊主でもじっくりと時間をかけて、細部を丁寧に整えてくれる。カットがとにかく上手なサロン」。0.4～3㎜のグラデーションを、きれいなフォルムになるよう調整。シンプルなヘアこそ、実は頭の形や髪質に合っているかが重要。（担当：TETSUOさん）
ストリートのマインドを軸に気張りすぎないヘアを提案します
スケート好きのオーナーが、自分たちの周りの仲間の髪を切りたいという思いで開いたGuru’s Cut&Standはオープンから15年。「スケートが趣味のスタッフも多く、自然とストリートな雰囲気がサロンにも広がっていると思います。お客さんもスタイルをもっている人たちが集まっていて、髪を切る場所というよりも仲間に会いに来るようなスペースになりました。客層はとても幅広く、お子さんから年配の方までいらっしゃいます。UOMO世代には、男らしさを追求しすぎるよりも、飾りすぎない髪型を提案していきたいです。オープンしたときから店の入り口にアートボックスを設けていて、3カ月周期で年4人のアーティストの方に、提供してもらった作品をディスプレイ＆販売しています」。
Guru’s Cut&Stand
東京都目黒区祐天寺1-22-10
TEL：03-6412-8953
営業時間：11時～21時
定休日：水曜
