ウオモ世代にとっては昔から馴染み深い存在である実力派俳優の井浦新さん。その芝居同様にこだわりがあると噂される、知られざるスキンケアのルーティンとは?
乾燥させない。そのうえで、健康的にエイジングしたい
正直に言うと、長いこと“美容しない派”だったんです
「50歳を前にして、美容ページのお仕事をいただけるなんて」と、井浦さん。俳優としての活躍に加え、アパレルブランドのディレクターに縄文文化マニアとして知られ、最近はサステナブル・コスメブランドをローンチと、自身の“好き”を追求して発信する姿が印象的。昔からスキンケアやコスメに興味があったのかと思いきや…。
「実は長いこと、美容は何もしない派だったんです。20~30代の頃は実年齢より若く見えることがコンプレックスで、むしろ早く眉間や目尻のシワ、ほうれい線が欲しいと思っていました。若いですねと言ってもらえるのはありがたいのですが、仕事柄、30代半ばを過ぎると40代の役を演じる機会も増えていき…なので実年齢に早く追いつきたい、と。ただ、さすがに40歳を越えたら目の下にクマやたるみも出るし、肌のハリも変わってきて、スキンケアを始めるように。肌の老化につながる最大の原因は乾燥です。これまで積極的に乾燥させて年相応になろうとしてきたから、身をもって実感しました(笑)。肌の乾燥防止は最低限のケアだけど、そこさえクリアできればいい。個人的には年相応の自然な肌でいることに美しさを感じるので、毎日のケアは自然由来のナチュラルなもので気持ちよくエイジングと向き合いたいですね」
Kruhi ALWAYS NEW BALM
井浦さんがファウンダーの“Kruhi”のバーム。鹿児島県南大隅町産のハイビスカスローゼルを含み、ビタミン豊かでハリと弾力に効果的な赤のバームと、同じく南大隅町のゲットウ葉エキスを配合した抗酸化力の強いポリフェノールを含む緑のバームが一缶にセットイン。「手作業で詰めるので、二つのバームを美しく均等に配分できないかもと工場サイドを一瞬戸惑わせてしまいましたが、機械でなく手仕事だからこそできる可能性にチャレンジしたかった。工場さんの努力のおかげで今までにない面白いクラフトコスメをつくることができました。生真面目すぎるタイプなので日頃から“おかしみ”を大切にしていて、2色のバームもそんな思いの表れです」。
シャツ¥25,300/ブラームス(ワンダリズム) Tシャツ¥14,300/アー・ペー・セー(アー・ペー・セー カスタマーサービス)
何があれば理想のケアがかなうか?考えた先にあったのがバームでした
シャツ¥41,800/マービンポンティアックシャツメーカーズ(オーバーリバー) Tシャツ¥16,500/ブラームス(ワンダリズム)
ARATA IURA
1974年東京都生まれ。映画『ワンダフルライフ』で初主演。以降、映画を中心に、ドラマ、ナレーションなど幅広く活躍。アパレルブランド〈ELNEST CR
EATIVE ACTIVITY〉ディレクター。サステナブル・コスメブランド〈Kruhi〉のファウンダー。映画館を応援する「MINI THEATER PARK」の活動もしている。
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Photos:Mai Kise
Hair&Make-up:Takahiro Hashimoto[SHIMA]
Stylist:So Matsukawa
Interview&Text:Atsuko Watanabe