2022.09.18
最終更新日:2024.03.08

【オジサンのための「逆転美容」】泡で優しく洗うのが正解。劣化しないために選ぶべき洗顔料3選

スキンケアというと化粧水や乳液といった“与えるケア”をイメージしがちだが、“落とすケア”である洗顔も同じぐらい大切。そしてやっちゃいけないのは摩擦が発生するゴシゴシ洗い。固形やパウダーなど、お気に入りの形状を見つけ、たっぷりの泡で優しく洗うべし。

【オジサンのための「逆転美容」】泡で優しの画像_1

美容リテラシーも年齢も
それぞれ違う3人が試した!

片貝 俊さん/40歳 スタイリストプロフィール画像
片貝 俊さん/40歳 スタイリスト
今までまったく美容を知らなかったが、40歳にしてスキンケアの基礎を知る。言われるがままに試しているが、教えられるときっちりこなすタイプ。
吉﨑哲一郎/42歳 UOMO副編集長プロフィール画像
吉﨑哲一郎/42歳 UOMO副編集長
久しぶりに撮った家族写真の自分を見て、月日の経過を感じた40代。肌は特に弱いほうではないが、季節の変わり目やマスク摩擦で乾燥が気になることも。
中野健吾/34歳 UOMO編集部プロフィール画像
中野健吾/34歳 UOMO編集部
肌が白く皮膚が薄いため、敏感に傾きがち。スキンケアの基本は身についているが、敏感肌ゆえ自分にしっくり合うスキンケアにはなかなか出会えない。

カネボウ クラリファイング パウダー ウォッシュ オサジ センシティブ スキン ウォッシングフォーム イプサ クレンジング マリンケイクe 洗顔料

AKanebo クラリファイング パウダー ウォッシュ

粉末の状態からは想像できないほどもこもこの泡が発生! すごい!片貝

皮脂をオフするパウダーと
保湿するパウダーがイン

個包装のカプセルの中には、サラサラの酵素パウダーが。手のひら、もしくは洗顔ネットに出し、少量の水を加えると、濃密な泡になる。酵素の力で不要な汚れを取り除き、澄みわたる肌に。0.4g×32粒 ¥3,300/カネボウインターナショナルDiv.


Bオサジ センシティブ スキン ウォッシングフォーム

軽やかなのにヘタれない。完成度の高いホイップ泡中野

低刺激であることを追求
優しくマイルドな処方

刺激フリー、アレルギーフリーを目指してつくられた敏感肌ブランド。肌に刺激となる成分を徹底的に排除したシンプルな洗顔料は、泡で出てくるポンプ式なので手軽に使える。弱酸性、無香料。150㎖ ¥3,080/OSAJI


Cイプサ クレンジング マリンケイクe

真珠パウダーのおかげ? 心地よい泡でツヤ肌カムバック吉﨑

水分と皮脂のバランスを整え
パール泡で磨き上げる

アコヤガイの真珠のパウダーや海泥など、海の恵みを固形石けんに凝縮。ふわふわに泡立てることで、余分な皮脂や不要な角質、毛穴の汚れを吸着し、しっとり洗い上げる。鮮やかなブルーは着色料ではなく、天然由来成分によるもの。100g ¥2,750/イプサ


洗顔は泡で優しく洗う、が基本

ー今月のテーマは洗顔です。皆さん、顔、ちゃんと洗ってますか?

片貝:僕は今まで顔洗ったことなくて。

吉﨑:えっ、噓でしょ?

片貝:はい。洗顔料って買ったことなくて、いつもシャンプーの泡をそのまま顔にのばして、T字のカミソリで頰のヒゲ剃ってます。

中野:すごいな…。

片貝:なので今回、初めて使ったkaneboの洗顔が粉薬みたいな粉末でびっくりしました。こんな世界があるんだなあと。

吉﨑:こんなのあるんだ。

片貝:泡立てネットというものも初めて使いまして。手のひらに泡立てネットを置いて、その上に粉末を振りかけて、水を加えてくしゅくしゅすると、本当に細かい泡が発生するんすよ。これは亀仙人の“ぱふぱふ”状態ですよ。ただ泡立てにはちょっと技術がいりますね。僕はうまくやりましたけど。

中野:32粒で3300円。つまり1回約100円か。

片貝:そうか。そう考えると、感慨深い。

吉﨑:俺はイプサの青い固形石けんを使ったんだけど、もう満足感しかないほど好き。すぐにキメの細かい濃密な泡ができて、泡を顔に広げていく過程で、もう潤いがしみわたっている感覚。洗い上がりの肌がつっぱる感じもまるでなし。スキンケア前のウォーミングアップとしても最高だった。香りもいいし。

片貝:すごい、もうベタ惚れじゃないですか。

中野:吉﨑さんはしっかりめの泡が好きなんですね。

吉﨑:じゃないと洗ってる気がしなくない?

中野:それでいうと、僕はわりと軽くて空気を含んでいるような泡が好きなのかもしれないですね。今回試したosajiも泡で出てくるタイプで、ホイップクリームみたいでした。軽やかだけど、シャワー中に使っても泡ダレすることもなく、洗い心地もよかったですね。

片貝:僕のkaneboはもう、濃厚すぎて目も見えないし、息もできないくらいでしたよ。たっぷり泡なので、そのままもちろん股間まで洗いました。

中野:泡の好みって人それぞれですね。

片貝:なんか癖に近い何かがあるよな…。

ー泡の好みがわかったところで、洗い方ですけど、皆さんどうやって洗ってます?

吉﨑:トイレと一緒で、ほかの人がどうしてるのかわからないから、実は自分の洗い方が正しいのかも謎。俺はわりとささっと泡立てて、顔に広げたらすぐ流しちゃう。

片貝:僕はなんせヒゲ剃るときには牛乳石鹼を肌に直接当ててのばしてるレベルだからな…。

中野:泡の厚みで洗うってよく言いますけど、どれくらいみんな実践できてるんですかね。

片貝:それって本当に亀仙人の“ぱふぱふ”ってことっすよね! あながち僕の表現も間違ってない。

吉﨑:直接手でこすって洗うんじゃなくて、肌にのせた泡をすべらせるイメージ? 確かにわかりやすいかも。

片貝:多分30代以上の男たちには、その表現がいちばんわかりやすいと思います。




Photo:Kazumasa Takeuchi 
Composition&Text:Sachico Maeno

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