クラシックな服装が気分の昨今、理美容も同じく、渋く美しい大人を目指したい。俳優・滝藤賢一さんとクラシックな男磨きへ出掛けてみた。
銀座ほど男磨きに適した場所はない。具体的なコスメやツールを手にする前に、まず「東京美男」とはどうあるべきか、その代表として俳優・滝藤賢一さんがクラシックな銀座を歩いた。
大正7年創業の老舗理容室で 至福のシェービングを堪能する。
男が向かうべきは6丁目ではなく、渋さを感じる“ギンザファイブ”だ。目的は、ホテルオークラなどの名門ホテルにも支店があり、ここに本店を構える理容米倉で髭を剃ってもらうこと（￥6,796）。「ピリッとした緊張感がありつつ、あまりの心地よさに眠ってしまいました」と滝藤さん。
日本初の男の着物専門店で仕立てた 一着とともに、男一人銀座をぶらり。
身だしなみを整えたら、日常着としての男の着物を提案する銀座もとじへ。二代目の泉二啓太氏の見立てに滝藤さんは「盛装して歩くだけで気分がいい。小物や色味で適度にモダンな要素も取り入れるとすんなり着られますね」。
住所:東京都中央区銀座3-8-15
TEL:03-5524-7472
営業時間:11時～19時
www.motoji.co.jp/otokonokimono
羽織￥184,000・羽織紐￥20,200・着物￥276,000・角帯￥137,100(すべてお仕立て代込み)・足袋￥5,000・草履￥50,500・レザーの信玄袋￥68,100／銀座もとじ 男のきもの 帽子￥55,700／ジェームス ロック(CA4LA ショールーム) メガネ￥42,000／カトラー アンド グロス(ブリンク ベース)
一流百貨店の紳士フロアで 軽妙な靴磨きと会話を愉しむ。
ジョン ロブのストレートチップで向かったのは“粋な男が集う場”をコンセプトに2015年にリニューアルしたＧＩＮＺＡ ジェントルマンズ ラウンジ。筆記具、傘、シガーなど紳士の必需品を扱う中でひときわ“座りたくなる”椅子があるシューケアコーナーへ。予約不要でふらっと立ち寄り、靴談議に花を咲かせること10分で足元は輝きを放つ（￥1,000）。「日頃のケアに対するアドバイスも役に立ちます」。
住所:東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越5階
TEL:03-3562-1111（代）
営業時間:10時30分～20時 不定休
mitsukoshi.mistore.jp/store/ginza
スーツ￥89,000／トゥモローランド ピルグリム・タイ￥21,000・ポケットチーフ￥15,000／ジュープ バイ ジャッキー（すべてトゥモローランド） シャツ￥35,000／アヴィーノ ラボラトリオ ナポレターノ・ベルト￥16,000／ウィリアム（ともにビームス ハウス 丸の内） ソックス￥1,800／シックストックス（ノーデザイン） その他／本人私物
大好物を一人味わうのは儀式だから パフェには美しく対峙したいと思う。
最後は100年以上の歴史を誇る、銀座の資生堂パーラー（3月31日まで「2018こだわりの苺フェア」を開催中）へ。クラシックな店構えに胸が高鳴り、“福島県 鏡石農遊園産 ふくはる香のスペシャルストロベリーパフェ”（￥2,380）と対面すればその高鳴りは最高潮に。「家族と一緒はもちろん楽しいけれど、こうして一人でパフェと向き合う時間って最高に贅沢ですよね」。締めは、甘く柔らかく。男磨きとは、自分に厳しくすることではなく、自分を喜ばせることなのだ。
住所:東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル3階
TEL:03-5537-6231（予約不可）
営業時間:11時30分～20時30分（L.O.）、日曜、祝日～19時30分（L.O.） 月曜休み（祝日の場合は営業）
parlour.shiseido.co.jp
カーディガン￥130,000／ギーブス＆ホークス（ヴァルカナイズ・ロンドン） シャツ￥24,000／サルヴァトーレ ピッコロ（トゥモローランド） タイ￥29,000／アット ヴァンヌッチ フィレンツェ（バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター） メガネ￥42,000／カトラー アンド グロス（ブリンク ベース） ヴィンテージの時計￥198,000／江口時計店
江口時計店 TEL:0422-27-2900
CA4LA ショールーム TEL:03-5775-3433
銀座もとじ 男のきもの TEL:03-5524-7472
トゥモローランド TEL:0120-983-522
ノーデザイン TEL:03-6677-7208
バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター TEL:0120-137-007
ビームス ハウス 丸の内 TEL:03-5220-8686
ブリンク ベース TEL:03-3401-2835
Hair&Make-up:Tsuguru Nasuno
Stylist:Toshihiro Oku
