すでにアメリカほか数か国で発売中の調光機能の付いた革新的なコンタクトレンズ「ACUVUE® OASYS with Transitions™」。日本上陸を目前にして、いち早くその実力を体験すべく9月末にシンガポールで開催されたスペシャルイベントに編集部員・中野が出席。果たして見える世界はどう変わったのか。
初めてのコンタクトレンズデビューは高校1年生。中学時代から近視が進み、授業中はメガネが欠かせなくなり、黒板の前が指定席になった自分にとって、高校入学と同時にようやく手に入れた2週間交換コンタクトレンズ「2ウィーク アキュビュー」は視界だけでなく性格まで明るくしてくれた記憶があるほど、特別な存在だった。それから今までの16年間、僕にとって毎日欠かせない存在になっていることは言うまでもなく、改めて不満点などは見つからなかったのだが「調光」という言葉に強く惹かれた。UOMO編集部はメガネ着用率が高く、何人かは「調光レンズ」を装用してサングラスとの二重持ちを回避している。それもあって、過去には調光レンズのプチ特集が組まれたこともある。コンタクトユーザーの自分にとっては完全スルーしていたわけだが、今回のイベントでその恩恵にとてつもなく感動することになる。
リッツカールトンミレニアシンガポールを会場に開催された「ACUVUE® OASYS with Transitions™」体験イベント。日中ながら会場内は多くの照明でまぶしい演出。
開発責任者の方のプレゼンテーションののち、いよいよ装用。ベースは直前まで使っていた「2ウィーク アキュビュー」の上をいく「アキュビュー オアシス」だけあって、最高のつけ心地。ゴロつき感はもちろんなく、つけていることさえ忘れてしまうほど。そして周りを見るとさっきまでまぶしかった照明のまぶしさが気にならなくなっていて、何もかもくっきりと見えるのだ。
ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンが調光機能に関する特許を有するトランジション・オプティカル社との提携により10年かけて開発した、視力矯正だけでなく日常の様々な光に対応可能な世界初の調光コンタクトレンズ「ACUVUE® OASYS with Transitions™」は光に合わせてコンタクトレンズの色が変化し、目に入る光の量を自動で調節してくれる。ポイントはコンタクトレンズの色が変化しても視界は暗くならず、見え方はあまりに自然で、光を調節していることにも気がつかない。実際、イベント後に快晴のシンガポール市街に出かけてもイベント前よりも風景がきれいに見えた。自分が感じている状態を見せられないのが残念だが、イメージはこんな感じ(左:通常の状態 右:光が調節された状態)。
日中は紫外線を約99%カット。鏡を見てみても瞳が茶色や黒色の場合、レンズの色が変化していたとしても外見上の違いはほとんどなく、黒目と白目の境目がうっすら紫っぽくなっている感じがするくらい。出先から戻った直後だと室内でもレンズが黒いままでちょっと恥ずかしい、という調光レンズのメガネをしている人のあるあるな悩みも気の毒に思えてしまう。もちろん車の運転時にも使用可能だ。光のノイズをカットすることでコントラストが上がるので、4Kのように鮮明に見える。これなら信号も反射を気にせずくっきり見えるから交通安全にもよさそうだ。また、メガネと違って身体に直接つけているので温度変化の影響も受けにくく、光だけに反応してくれるのも心強い。特にこれからの季節は太陽が低く、夏に負けないくらいまぶしく感じるシーンが増える。けれど調光機能は瞳孔の反応とほぼ同じスピードで反応するので、心配なし(ただし雪山やビーチなど強い光が降り注ぐ環境では、必要に応じてサングラスとの併用がおすすめとのこと)。
同日にシンガポールではF1 シンガポールグランプリ2019が開催されており、夜はナイトレースの観戦へ。ここでも調光コンタクトレンズは実力を発揮し、ものすごい速度のレーシングカーがくっきり見えた。(イメージはこんな感じ。左:通常の状態 右:光が調節された状態)。
そして帰国後、編集部にてこの原稿をPCに向かって書いている今まさにこの瞬間も「ACUVUE® OASYS with Transitions™」はブルーライトから僕の目を守ってくれている。(イメージはこんな感じ。左:通常の状態 右:光が調節された状態)。
世界初の調光コンタクトレンズを使わせてもらって、日常生活でまぶしさに目を細める行動がなくなった。眉間にシワが寄らないのはエイジング的にもうれしいことだし、毎日の不快感やストレスが一つ減ることで、かなり人生得している気がする。いまのところ2週間交換タイプのみの展開だが、今後、一日使い捨てタイプの登場にも期待したい。32歳で迎えた人生二度目のアキュビュー、デビュー。この快適性からは二度と抜け出せなさそうだ。日本上陸はもうすぐ(価格未定)。詳しくはアキュビュー公式サイトhttps://acuvuevision.jp/contactにて。
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コンタクトレンズのアキュビュー
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