サロンや撮影で数々のパーマのスタイリングをしてきたヘア&メイク秋月さんに直撃。パーマをかけたら、どんなスタイリング剤を用意したらいいですか?
「パーマをかけると一気にアレンジの幅が広がります! なので、スタイリング剤を替えながら、ぜひいろいろな仕上がりに挑戦してみてください。まずセットを行う前に、髪が水に濡れた状態にすることが重要。朝にシャワーを浴びる人はタオルで軽く拭くぐらいにとどめましょう。乾いている人は霧吹きなどでしっかり濡らします。そのうえでパーマをゆるく出したい人は、軽いクレイワックスやワックスフォームを使って、ダウンスタイルにまとめるのがおすすめ。しっかりとカールを生かしたアップスタイルにはハードムースやジェルがいいです。上手に使い分けながら、パーマを何倍にもアップデートしてみてください!」
ヘア&メイク 秋月庸佑さん
UOMOをはじめ、広告やカタログなどで幅広く活躍中。クセ毛風のナチュラルなパーマスタイルを得意としている。
BEFORE
クセ毛のような毛先中心の軽めのパーマ。普段はセンター分けでダウンスタイルが多く、もう少しカールの主張が欲しいところ。西村信之介さん(41歳/会社員)
ダウンスタイル
強いセット力で仕上がりを長時間維持
OWAY シャビィマッド
「のびがよくセット力がソフトなので、ナチュラルに仕上げたいダウンスタイルにぴったり! ツヤもちょうどいい」。100㎖ ¥3,400/OWAY(アラミック)
ベタつかないフォームが適度なスタイリング力を発揮
mm ワックスフォーム
「泡タイプのワックスでスタイリング力はありながら、固まりすぎず絶妙な質感が使いやすい」。180g ¥2,200/mm(ビューティーエクスペリエンス)
アップスタイル
強いセット力で仕上がりを長時間維持
SILHOUETTE ハードムース
「パリッと固まるためアップスタイルはもちろん、ハードパーマの人にもおすすめ」。350g ¥2,500/SILHOUETTE(シュワルツコフプロフェッショナル)
高ホールド力とツヤで手直し要らず
Depthスタイリング ジェル
「セットされるまでが早いので、手早くスタイリングするのがうまくいくコツ。夜になってもほぼ崩れないキープ力」。280g ¥1,800/Depth(SENSE)
簡単にできる! パーマキープ&スタイリングテクニック
目の粗いコームをチョイスする!
「髪をとかす際は、写真くらいの目の粗いコームを使うのがベスト。目の細かいものだと、カールが崩れてしまうので絶対にNGです」
スタイリング剤は指の間までよく馴染ませる
「手のひらだけでなく、指の間にもみ込むのがカールを立たせたり、ムラなく仕上げるのに大切。パーマの出方がだいぶ変わります」
日中パーマが落ちてきたら、水で濡らして復活!
「時間がたつにつれて、朝セットしたときよりもパーマが弱くなってしまう…。そんなときは気になる箇所を水で濡らすだけでカール感が戻ってきます」
Stylist:Takeshi Toyoshima
Text:Mariko Urayasu