「夏じゃないし平気っしょ!」と、自分の体臭を甘くみていないか? 肌寒い時期にかく汗は塩分濃度が高くニオいやすい。“クサいおじさん”認定される前に、今すぐニオイケアをしよう。今回のテーマは「ミドル脂臭」だ。
●酸っぱくてアブラっぽい、頭皮を凶器にするWコンボ
ミドル脂臭
ミドル脂臭とは後頭部から発生する汗と皮脂の混合臭。ですがむやみにシャンプーしまくるのは絶対NG。洗いすぎで頭皮が乾燥すると逆に過剰な皮脂分泌を招くリスクも。アミノ酸系のシャンプーで一日1回地肌を洗い、汗をかいたら別途お湯ですすぐのがベター。ただしスタイリング剤を使った日は毛穴の詰まりを防ぐため、毛髪の部分はより洗浄力高めのシャンプーで洗ってください。面倒ですが、この“洗い分け”が頭皮のニオイを防ぐカギに!
▶︎一日1回のシャンプーに全集中! 朝昼は湯洗いとコスメでケア
1.後頭部のニオイを浮かせてオフ
海洋深層水が皮脂汚れを浮き上がらせるので拭き取りを。茶葉やルイボスのエキスによる消臭効果が持続。耳ウラシュッシュプラス 200㎖ ¥2,000/ダメリーノ
2.地肌の潤いをキープ
アミノ酸系洗浄成分をベースにした低刺激処方。地肌に必要な潤いは守り抜く。リフレッシュシャンプー(ユーカリ&ペパーミント) 230㎖ ¥2,800/エトヴォス
3.頭皮環境を健やかに
ジェル状の美容液が頭皮をほぐして巡りのよい状態に。S&MスキャルプPセラム 57㎖ ¥3,600/ジョンマスターオーガニック
4.ミドル脂臭を直接拭き取り!
ひたひたのシートから保湿性クレンジング成分が染み出し、頭皮のすみずみまで行き渡る。頭皮クリアペーパー 24枚 ¥550/ルシード(マンダムお客様相談室)
枕を嗅いでミドル脂臭をセルフチェック。ただし起き抜けはニオイを感じにくいので、外から帰った後などに新鮮な気持ちで向き合おう。クサくても現実を受け止め、早急に対処を。
桐村里紗先生
内科医・認定産業医。最新の栄養医学やバイオロジカル医療、常在細菌学などをもとに、治療より予防を重視した体臭口臭ケアを提唱。
“クサいおじさん”認定されたくない!
Composition&Text:Yukiko Ogawa